【テーマ博物館】
◆ハンブルク、世界最大の模型館『ミニチュア・ワンダーランド』
ハンブルク港の倉庫街に世界最大の鉄道模型館(展示面積1150㎡)があります。鉄道模型に魅せられた双子のブラウン兄弟が2001年に創設した模型館は、今や年間100万人に迫るビジターが訪れほど大人気。
「ドイツ」「ハンブルク」「スカンジナビア」「USA」と年々ホールを拡大し、さらに鉄道王国の一つ「スイス」ホールが登場。とにかく模型好きのスタッフ162名が情熱と時間を注ぎ込む模型の世界は老若男女を問わず、間違いなく楽しめます。
20分毎に館内全体が昼夜を繰り返し、昼の風景、夕暮れ時、夜景が各ホールで見事に再現。不定期に起こる交通事故があり、サッカースタジアムの試合と歓声、もちろん、何十台ものコンピューターで制御された列車(総数700本)が本物そのものに駆け抜けます。
16万以上を数える2cmほどのフィギュアの緻密さ、シーンのアイデアは必見。どんな場所にもドラマを見つけることができます。
情報提供:ドイツ観光局
□関連ホームページ
「Miniatur Wunderland」のホームページへ。
【絵画教室】
◆フランス・古都ルーアンで『あなたも印象派の画家になる!』
パリから列車で西北へ約1時間、セーヌの河口に近いノルマンディー地方の古都ルーアンは大聖堂や愛らしい木組みの家並み、大時計などで知られています。
町の中心にある壮麗なルーアン大聖堂は、印象派の画家クロード・モネが1892年から足掛け3年の歳月をかけて連作で描いています。
モネは、大聖堂正面の建物(現在はルーアン観光局)の2階に何台ものイーゼルを並べ、時間帯によって光の当たり方の異なるカテドラルの絵を同時進行で描きました。
それから百年あまりたったいま、なんとモネが大聖堂を描いた同じ場所、ルーアン観光局の2階の窓から正面の大聖堂を描く絵画教室が昨年開設されました。
鉛筆で下絵を描いた画用紙を渡され、モネの「大聖堂」朝と夜の好きな方をお手本に、窓の外の本物もみながら楽しく色づけして行くというもので、地元の女流画家が優しく指導してくれますから「絵なんて描けない」と尻込みする必要はありません。所要3時間、参加費95ユーロ(材料費込み)、スライドによるモネの技法の解説つき、最低10名から実施されます。日本人ガイドによる通訳も手配可能です。
またルーアン大聖堂では毎年6月から9月の夜、壮大な光のスペクタクル「モネからピクセルまで」を上演しています。ルーアン観光局2階に大掛かりなプロジェクターが設置され、大聖堂の正面壁をスクリーンに上映されるのはモネの点描画法をコンピュータで再現したような色とりどりの点、点、点・・
クロード・モネや印象派に興味のある方ならパリのオルセー美術館やオランジュリー美術館、ジヴェルニーのアトリエと庭園の見学の前後にこの絵画教室を組み入れてみてはいかがでしょう?
情報提供:フランス政府観光局
○絵画教室予約:ルーアン観光局 +33(0)2.32.08.32.47
□関連ホームページ
「Rouen Tourisme」のホームページへ。
【陶磁器】
◆ドイツ、『フュルステンベルク磁器工房』の絵付けコース。
メルヘン街道の町フュルステンベルクは、マイセン磁器に次いで古い、250年以上の伝統ある磁器工房(1747年創設)で知られる中世都市です。ウェーザー川と旧市街を見下ろす高台に瀟洒なフェルステンベルク城があり、城全体が磁器工房ワールドとなっています。量産をしていない工房は高級磁器として名高く、クラシックからモダンまで優美なフォルムに魅せられた愛好者が多い。ウェディングの会場にもなる城には、工房のほか、ミュージアム(鑑定作品、アンティーク展含む)、絵付けコース、ショップ、さらにフュルステンベルク磁器の食器が使われているカフェレストランがあります。年間を通し、さまざまなイベントも繰り広げられています。 絵付けコースには、3日間コース、5日間コースがあります。 □関連ホームページ
「Fuerstenberg Porzellan」のホームページへ。
◆スペイン、バレンシア『リヤドロ本社工場』見学。
スペインを代表する、世界的に有名な陶磁器メーカー「リヤドロ」の工場見学を紹介します。工場内の見学はリヤドロのスタッフによるガイド付き見学です。 1.<ポーセリン.シティ>の見学 約2,000人のスタッフが働く「ポーセリン・シティ」と呼ばれるリヤドロ工場を見学します。 2.オーディオビジュアル 工場見学はオーディオビジュアルを使って陶磁器とリヤドロの歴史などをわかりやすく紹介します。 3.製作工程の見学 鋳込み、組み立て、装飾、顔の絵付け、花の製作、焼成、品質検査などの製作工程を順に見て周ります。 4.展示室 見学は、リヤドロ展示室で終了します。現作品の展示の他に、創業者のリヤドロ三兄弟が長い年月をかけてコレクションしてきた美術作品が展示されています。 *見学は個人・団体ともに事前予約が必要です。(できるだけ15日前までに!)見学所要時間は約1時間半です。 □関連ホームページ
「Lladro」のホームページへ。
◆オランダ『デルフト焼陶器絵付け体験』
1600年に東インド会社が輸入した白地に青彩色の中国の陶磁器に触発され、以降発展と遂げてきた300年以上の歴史をもつデルフト焼の工房では、長年の経験を経た熟練工たちが、今でも当時の製法のまま手作りで焼上げています。 ロイヤル.デルフト焼の本家本元、1653年からの歴史を誇る工房ポーセレン・フレス社が、旅行者でも短時間でデルフト焼を体験できるコースを設けています。 ○コース概要 ・デルフト焼工房のガイドツアー。ビデオの上映。 ・プロのデルフト焼の絵付け師のもとでタイルの絵付け作業。 ・ショールームの見学、買い物。 *所要時間:約2時間 *10名以上のグループから予約可能。 □関連ホームページ
「Koninklijke Porceleyne Fles」のホームページへ。
(Excursionsのページに詳細。)
◆ドイツ『ジッツェンドルフ磁器工場見学・絵付け体験』
細かなレース人形に特徴があるチューリンゲン磁器。特にジッシェンドルフ磁器工場はグループの工房見学、さらには絵付け体験も受け入れています。ワイマールまたはエアフルトの南方約50mのチューリンゲンの森の中にある同工場は、ゲーテ街道からのエクスカーションに最適です。磁器工場内にはショップ、レストラン、郷土博物館などがあります。 □関連ホームページ
「Sitzendorfer Porzellan」のホームページへ。
◆ドイツ・マイセン『磁器の里で絵付け体験』
18世紀初頭ヨーロッパで最初に本格的な陶磁器がつくられたのがザンクセン王のアウグスト一世の元で創られたマイセン磁器です。「ブルーオニオン」で知られるモチーフは今も変わらず世界中の愛好者を魅了しています。 そのマイセン磁器の絵付けを体験するグループ向けプログラム。会場は、「MPM」の商標で作品を世界に輸出している陶磁器ペインティング会社(1928年創業)で、マイセン磁器工場学校を卒業したインストラクチャーが指導します。参加グループには体験コース前に、ワークショップ形式で絵付け技術について説明が行われます。 ・参加人数:最小5名、最大10名まで。10名以上の場合は2グループに分散。 ・所要時間:約2時間半 ○受け入れ先:SAXACON DESTINATION MANAGEMENT □関連ホームページ
「Porzellan Manufaktur Meissen」のホームページへ。
◆ドイツ、『ヘキスト磁器工場』見学。
フランクフルト中心部から西方8kmのヘキストにある磁器工場ではグループ見学が可能です。マイセンより草分けした窯元で、赤紫の風景画のモチーフやトルコ人形に特徴があります。初代マイスター、メルヒオールとゲーテとの交友が有名。ゲーテハウスにもゲーテの母のコレクションが飾られており、フランクフルト観光にプラスしたい素材です。
□HOCHSTER PORZELLAN MANUFAKTUR GMBH
・ADD: BOLONGAROSTR. 186, 65929 FRANKFURT
・FAX: +49-69-30090224
◆フランス、『リモージュ焼』工房見学。
透き通るような白色の陶磁器に、色鮮やかな絵付けが施されており、皿、置物、花ビン、カップ類など様々なタイプの製品が創られています。デザインは、伝統的なスタイルが主流ですが、最近では、色彩、デザインともに現代アート感覚を取り入れた作品も多く見られます。
□見学できるアトリエ
・DUGRAIN-DELORGE(TEL:05.55.30.47.41)
・FONTANILLE ET MARRAUD(TEL:05.55.77.26.69)
・PORCELAINES GDA(TEL:05.55.33.27.37)
・LE PAVILLON DE LA PORCELAINE(TEL:05.55.30.21.86)
◆フランス『カンペール焼』工房見学。
カンペールは古くからの陶芸の街。この街で造られる陶芸品はカンペール焼きと呼ばれ、陶芸ファンの間では高く評価されています。その起源は定かではないですが、ガリア・ローマ時代には、すでにここで陶芸が行われていたという説もあります。 カンペール焼きの工房は、火を起こすたのの木や土を運ぶためオデ川のほとりに発展しました。 カンペール焼きの老舗HBアンリオの工房では一般公開されていて、成形から模様づけまでの一部始終を見学することができます。 □関連ホームページ
「HB Henriot」のホームページへ。
◆フランス、プロヴァンス『サントン人形』アトリエ見学。
もともとキリスト生誕の様子を粘土の人形で表わしたのが始まりです。やがて農夫や羊飼い、洗濯女など、この地方の人々をモデルにするようになりました。 プロヴァンスの街のあちこちにあるアトリエでは大量生産せずに、ひとつひとつ時間と労力をかけて作っています。こうしてできあがった素朴で可愛いサントン人形は、アトリエ併設のショップや街のみやげもの屋さんで買うことができます。エクス・アン・プロヴァンスにある「サントン・フーク」のアトリエもその一つです。 □関連ホームページ
「Santons Fouque」のホームページへ。
◆フランス・ムスティエの陶芸工房見学。
プロヴァンスの山間にあるムスティエ・サント・マリーは焼き物で知られる美しい村です。ここは手作りの焼き物を売る店が軒を連ね、切りたった二つの山は、観光客の目を楽しませる素晴しい景観を作っています。
セグリエス社の工房では、型作り、流し込み、釉薬を塗る過程、絵付けなど、それぞれのアトリエで総勢20人ほどの職人が黙々と手作業で陶器の制作をしています。ムスティエのアトリエの中でもその品質には定評があり、博物館やエルメスからの特別注文を請け負っています。一般には公開されていないこのアトリエを訪れ、案内のもと、ひとつひとつの行程を順を追って見学します。またお土産としてハーブの小袋が手渡され、ブティックではお気に入りのカップや皿などを買うことができます。
◆フランス・ヴァロリス、陶芸工房見学と絵付けの体験ツアー。
ヴァロリスを陶芸の町として世に知らしめたのは、ピカソを始めとする陶芸家たちでした。最初は単純な生活必需品の容器だった焼き物は、芸術家たちの表現方法の一つとして注目を浴びるようになったのです。ピカソが窯を構えた町として有名なマドゥーラにほど近いナトリ社のアトリエでは、今も数人の職人たちがろくろを使っての焼き物作りに勤しんでいます。台の上に乗せた粘土が見る見る姿を変えて一つの形になるそのありさまは見事です。ろくろを回す職人、窯から出たばかりのさまざまな器、絵付けをする女性などそれぞれの作業行程を見学します。希望される方は指導の下、ろくろを回すこともできます。
人数は10名から15名まででの対応となります。
◆英国、ダービー『ロイヤル・クラウン・ダービー』
英国で最も古い窯元の一つで、開かれたのは1750年頃。クラウンを冠したあと一度経営が途絶え、再開後に改めてビクトリア女王からロイヤルの名を付けることを許されました。「イマリ」など東洋の豪華な金彩や模様をほどこした作品で知られています。 ザ・ロイヤル・クラウン・ダービー・ビジターセンターにはミュージアム、デモ・スタジオ、ファクトリーショップ、レストランが設置されています。 □関連ホームページ
「Royal Crown Derby」のホームページへ。
◆英国、ウースター『ロイヤル・ウースター』
1751年の設立された英国最古の窯元の一つです。ロイヤルの冠をいただいて以来、現在までにすべての君主から王室御用達を受けています。代表作品「ペインティッド・フルーツ」はリアルな絵柄が特徴。工場に隣接して建つロイヤル・ウースター・ビジター・センターは近年2倍に拡張されました。博物館ではジョージ朝から20世紀に至るウースター陶磁器の一大コレクションを見ることができます。 □関連ホームページ
「ROYAL WORCESTER」のホームページへ。
◆英国、ストーク・オン・トレント『スポード』
創業1770年のスポードはその2代目がボーンチャイナを完成させたことから、英国陶磁器の生みの親といっていいだしょう。1806年には王室御用達の名誉を得ています。ザ・ワールド・オブ・スポードにはオーディオビジュアルによるスポードの紹介やミュージアムなどがあり、実演エリアでは陶磁器のプリント体験ができます。ショップやレストランなどもあり、ショップではアウトレット商品も購入できます。 □関連ホームページ
「SPODE」のホームページへ。
◆英国、陶磁器の里「ストーク・オン・トレント」を訪ねて。
英国陶磁器屈指の名門はおそらくウェッジウッドでしょう。英国近世陶芸の父、ジョサイア・ウェッジウッドは、、少年時代にかかった天然痘がもとで若い頃に右足を切断するという肉体的なハンディーを乗り越えて、陶工としての努力を重ねました。産業革命という時代を先取りする天賦の才により、英国陶芸の近代化を推めた最大の人物でした。彼は陶工としての技術に加え、緻密な分析と実験を駆使して、伝統的な土地の陶器の改良に努めました。農民の手仕事であった窯業に分業と動力を採用することによって良質の陶器を一般市場に送り出すことに成功し、これによって膨大な富と名声を手に入れました。彼の勤勉と努力の生涯は英国の立身出生のかがみとして子どもたちに語られ、今日もなお多くの尊敬を集めています。
このウェッジウッドの工場は、ストーク・オン・トレントから数マイル南の美しい田園地帯の私有地バーラストンにあります。ビジターセンターでは、陶芸名人らによる制作実演、映画による歴史の紹介、数々の賞を受けた博物館での展示がみものです。
◆デンマーク『ロイヤル・コペンハーゲン ウェルカムセンター』
ロイヤル・コペンハーゲン ウェルカムセンター内では、創立1775年から受け継がれてきた技術を身につけ熟練された絵付師による世界的に有名な磁器の絵付け模様、インフォメーションビデオ、古い傑作品が収集されている博物館等がご自由にご覧いただけます。また、工場アウトレットショップも隣接しています。
【体験コース】入場料と飲み物込みで最低10名より受付
*ブルーフルーテッド絵付け体験コース
・卵エッグ上に絵付け
・白磁プレート上に絵付けし、焼成後ご指定住所に発送
*テーブルセッティングコース
・デンマークの伝統的なテーブルセッティングセミナー
・セミナー後各自セッティング、ディプロマ付き
〇問い合わせ:ウェルカムセンター(日本語可)
Tel: +45.3814.9297 Fax: +45.3814.9915
□関連ホームページ
「Royal Copenhagen」のホームページへ。
◆英国、リーバーン、ケズィック『ティーポタリー』
英国では18世紀以来陶磁器の伝統を育んできた流れの中で、遊び心たっぷりのティーポットへの人気も高まり、熱心なコレクターもいます。 そんなユニークなティーポットを作っている工房の一つが「ティーポタリー」です。この工房ではベルボーイ、バスタブ、ピアノなど考えられ得る限りの奇抜なデザイン・ポットを製作しています。工房はヨーク郊外のリーバーンと湖水地方のケズィックにあり、ポットの製作工程を見学できるほか、ショップやショールームも併設しています。 □関連ホームページ
「The Teapottery」のホームページへ。
【ガラス工芸】
◆フランス・ビオットのガラス工房『吹きガラスの入門コース』
中世より陶芸の村として知られてきたビオットは初めて泡の斑点が入った分厚いガラスを利用して作るガラス製品で戦後、特に有名になりました。
ビオットにあるガラス製品の工房La Verrerie de Biotでは、プロの職人を目指す見習いのアーティストを対象にベテランのガラス職人に指導を受ける研修ツアーを開催しています。
◎吹きガラスの入門コース(1週間)
料金(お問い合わせ下さい)。月曜日~金曜日までの5日間(1日1時間30分のレッスン)で修了できるガラス工芸短期研修、ベテランのガラス職人の指導のもと、毎日異なったテーマで様々なガラスの技法を学び、自分のオリジナル作品を仕上げるコースになっています。 □関連ホームページ
「La Verrerie de Biot」のホームページへ。
◆スコットランド、『ケイスネス・グラス・ビジターセンター』
斬新なデザインで知られるケイスネス・グラスが、スコットランド北部のウィック(Wick)に創設されたのは1961年のことです。以来ケイスネス・グラスはアートグラスや洋酒グラス、そして独自の工芸品やペーパーウェイトなどで広くその名を知られるようになりました。パース(Perth)にはこのケイネス・グラスのビジターセンターがあり、ガラス造りの作業を見学することができます。熟練した職人や、若いアーティストによる作品の制作過程をじっくり見た後は、ファクトリーショップで買い物をする楽しみもあります。 □関連ホームページ
「Caithness Glass」のホームページへ。
◆フランス・ナンシー、“ガレ”を中心とするアール・ヌーヴォーの一大拠点。
19世紀末のヨーロッパ各都市を華やかに彩ったアール・ヌーヴォー。産業革命以降、粗悪になった実用品に芸術性を取り戻そうとしたこの美術運動は、なにもパリやウィーンといった大都会ばかりに栄えていたわけではありません。特にガラス工芸においては、小都市ナンシーが一大拠点としてその名をとどろかせました。その立役者が、日本人にも人気の高いエミール・ガレです。
ガレのほかにも、ナンシーではガラス工芸のドーム兄弟や家具のルイ・マジョレルらが活躍し、1890年代にはナンシー派が結成されます。そして1901年、ガレを会長に、産業美術地方同盟として正式にナンシー派が発足しました。現在のナンシー派美術館は、彼等のパトロンだったジューヌ・ゴルバンの私邸を改装したもので、ナンシー派を中心とするアール・ヌーヴォー作品がコレクションされています。
また、美術館だけではなく、街中に点在するアール・ヌーヴォーの建築も見逃せません。ナンシーは、観光のポイントにも取り入れたい都市です。
◆スウェーデン・スモーランド地方『ガラス王国』を訪ねて。
スウェーデン南東部に位置するスモーランド地方は「ガラス王国」と呼ばれています。この地方の2つの大きな町ヴェクショーとカルマルの間にコスタやオッレフォッシュなどの村があり、ここで作られているガラス器は世界中へと輸出されています。現在この地域には16のガラス工場があり、その多くの工場では一般客の訪問を受け付けています。ガラス職人によるガラスの宙吹き、エングレービングなどのガラス作りの工程を見学することができます。
スモーランド地方は古くからあった鉄工場の技術と火を起こすための木材となる広大な森林を生かして、ガラス製造の中心地となりました。食べる楽しみとして、ガラス工場の昔からの伝統、ニシン(スウェーデン語でヒットシル)を焼いて人々が集まった夕べを観光客にも味わってもらおうと、夏の間、ガラス工場付属のレストランで“ヒットシルの夕べ”が開催されています。
◆フィンランド・イーッタラ『ガラス吹き体験ツアー』
世界的に有名なフィンランドのガラス製品メーカー、イーッタラでは、博物館と工場見学に、昼食やガラス吹きの体験などを加えたツアーを用意しています。いずれも20名以上のグループが対象で、7日前までの予約が必要です。
・コーヒーブレイク付きツアー:所要2時間
・昼食付きツアー:所要2時間30分
・ガラス吹き体験ツアー:所要3時間
職人の手ほどきを受けながら小さな花瓶でガラス吹きに挑戦。作品は完成後自宅に郵送されます。
・“Meeting with a Designer”ツアー:所要2時間
イーッタラの製品デザイナーの一人、ティーナ・ノルドストロームに会い、彼女の作品“Glass Egg”などが作られている工房を見学します。
□GLASSBLOWING AT IITTALA GLASS CENTRE
・ADD: IITTALAN LASIKESKUS, 14500 IITTALA
・TEL: +358-3-535-6230 FAX: +358-3-535-6229
【染色】
◆ドイツ、エアフルト『ブラウドゥルック』工房見学。
ブラウドゥルック(青いプリント染め)と呼ばれる青地に白模様の捺染は、エアフルトで300年以上伝え続けられてきた伝統です。テーブルクロスなどの布地がこの方法を用いて、手作業で染められます。この伝統ある手工業を、展示ショーも含まれたブラウドゥルック工房の見学が可能です。 世界のほかの生産地と同じくここでも藍を用いて染められます。この色素インジゴを含むモクセイソウはかつて最も重要なヨーロッパ原産の植物でした。エアフルトはモクセイソウの栽培および取引の中心地だったのです。 □関連ホームページ
「Tourismus Gesellschaft Erfurt」」のホームページへ。
【工芸】
◆オランダ・ゴーダで『キャンドル作り体験!』
アムステルダムから列車で約1時間の中世の町ゴーダ。ゴーダといえば、近隣の農家で生産される丸くて黄色いゴーダチーズを思い浮かべる人が多いでしょう。実はこの町には、もう一つの隠れた名産「キャンドル」があります。ゴーダのキャンドル作りの歴史は15世紀にさかのぼります。今でも昔ながらの手作りキャンドルが制作されています。 このキャンドル作りが体験できる工房「De Vergulde Kaars」では、旅行者一人一人が糸をロウに浸しながら好みの色を何層にも重ね、自分だけの美しいオリジナルのキャンドル作りに挑戦出来ます。(定員25名)所要時間は45分です。 □関連ホームページ
「De Vergulde Kaars」のページへ。
【ステンドグラス】
◆ベルギー、ゲント『ステンドグラス工房』見学。
現代オリジナル創作から修復までを手がける1947年創業の本格的なステンドグラス工房「メスタッグ」がゲントにあります。 小人数のグループであれば予約により解説付の見学ができます。 ◯Kunstglassramen Mestdagh Add: Koolsteeg 22 - 9000 Gent Tel: +32-9-223-4129 □関連ホームページ
「Mestdagh」のホームページへ。
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